6月18日(日曜日)
今日は梅雨の合間のお出掛けです、願っていた土曜日に雨で日曜日に曇りと言う
まこと身勝手な願いも叶わず、最悪の天候に成ってしまったのです、
それでも家を出た午前2時半、前橋市は雨も小康状態でした。
釣り友のツカさんを乗せて渋川市に入る事には本降りに成り、不安が過ります。
片品村のとある渓へ着いた頃には入渓に支障のない降りに成っていたのでいよいよ出陣です。
林道を約5km程上って源頭部近くまでと予定していましたが、今回ツカさんは初めての渓でしたので
探り方々入渓する事にしました、結果これが良かったようです。
中淵に竿を出していたツカさんが「デケー!」と私に声を掛けました、見ると竿が見事に撓っています。
源流域であの竿の撓りは尺上に間違い有りませんでした。
淵の中に突き出していた枝に糸を絡ませ岩魚は逃げようとしていますので、私が竿を持ちツカさんが
タモでキャッチです、嬉しい源流域の尺上岩魚を見事上げる事が出来、両者大喜びです。


           「 画像にお遊びを施して有りますが、本人無理やり了承済みです」

この頃はまだ小降りでした、深部に大きく期待して写真もろくに撮りませんでしたが、
これが大きな失敗です。
約1k程釣り上がり竿を休めて林道に這い上がり源頭部を目指しました、しかし雨が強まってきたのです。
いよいよ目的の源頭部到着です、この時点で私は「ボ」でした、場荒れもも少なく現在は雨、過去の実績も
文句なし、楽に「ボ」解除と臨みましたが、可笑しい、変だ、異常だ、生命反応も感じられない、川石の全てに
真っ黒な苔が付着している、おまけに滑り過ぎて遡行が出来ない、川通しで進む渓ですので、
危険と判断し、撤退する事に決断致しました、何が起きてこう成ったのかは私には判りません。
大きな期待が崩れ、雨も本降り状態、写真を撮る事などしっかり忘れていました、私は夢の「初ボ」です。
重い足を引き摺りながら帰り道に着きました、途中小さな沢が流れていましたので、
ツカさんに雨宿りして貰い思い切って薮沢に突入しました、ウ〜ン!入って見て判りました、厳しい〜、
でもこれなら私に釣れると。
川幅1m、両サイドから薮が覆って水面から1m位隙間が取れる場所が何箇所か有ります、
仕掛けを50cmに詰め腰を曲げ沢通しで進みました、小さな落ち込みに鉤を入れると魚影が確認できます、
この沢にしては良い型だと思います、それも23cmほどに粒が揃っています、
やはり釣り辛い場所に岩魚はいました。


 「左の岩魚は取り込むとき頭を打ち失神しています、ゴメン!その後は元気に泳いで行きました」
暫く釣り上がりましたが、何処のポイントにも良型の岩魚が居付ている事に驚き嬉しさを噛み締めました。
この時点で本降りでしたが、本来の薮沢釣りに火が点いたのと、思いもかけぬ沢で魚影の
濃さを確認出来た事で夢中でした、普通に釣り上がっていたなら間違いなく・・・。
「初ボ」解除の写真を撮り納竿と致しました、ツカさんの元に戻りましたが、寒さの為震えていたようです。
今日は天候に泣かされました、しかし嬉しい事も同時に色々有りました、帰り道にいつもより話が弾んだ
事は言うまでもありません、歩く事の多い私の釣りに同行して頂きお疲れ様でした。
大きな期待を胸に挑んだ今回の釣行は天候と源頭部の異変で幕を開けましたが、釣り友の源流域での
尺上と新たな薮沢への見いだしで幕を閉じました、釣り何てこんなもんでしょうネ、だから面白い^^



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