8月6日(日曜日) 2006
この鬼退治も暫くお休みにしようと思っています、それはモドキの数も減少し、再生の兆しが見えて来たからです。
後は禁漁前に再度確認して来期に考えたいと思っているからです、武尊岩魚の沢に戻るのも間違いないでしょう。
自分で問題提示したからには責任ある行動を取りたいと思っていましたが、
仲間の皆さんの協力も得て何とか前に出る事が出来ました。
余りこの事に執着し過ぎると本来の薮沢親爺が何処かへ行ってしまう様な感じですので、
暫くお休みを頂きたいと思って居ります。
先週の鬼退治でモドキの顔を見る事なく終了してしまった原因は、あのチッコイ蝿に要因が有りました、
顔に纏わり付いて集中出来なかったのです、今回は写真のようなネットを被りジックリと攻める事が出来ました。
「詳細は写真の添え書きで確認して下さい」
「薄いサングラスに成っています」 「渇水状態」
相変わらずの渓は渇水状態に成り、釣果も期待出来ない水量です、こういう場合の戦術は石の下を丹念に探る以外
餌釣りには方法が有りません。
今日も前回同様の仕掛けですが、心意気が違います、探って誘うを慎重に且つ丹念に行いました。
しかも思った通りに石の下に送り込めば送り込むほど食い付いて来ました、それもグッドサイズが掛かります。
「レギュラーサイズ」 「26cmの岩魚です」
「泣尺岩魚!」 「23cm」
「可愛い13cm」 「こんな落ち込みにも居ます」
渇水状態の中で岩魚とモドキの泣尺が上がりました、このモドキの泣尺は今までに無い引きでした。
「遠目には良い泣尺岩魚に見えますが」 「虫食い斑紋が気に成ります」
「こんな溜まりにモドキが」 「一見ですと分かりません」
「不思議な斑紋です」 「アップです」
「これは25cmのモドキです」 「背鰭のアップです」
「尾鰭です」 「ウ〜ン!?」
「 駆除対象100%のモドキです」 「まるでマムシです!」
「岩陰から誘い出しました」 「まともな岩魚でした、ホット一息!」
午前中早めに終了しましたので少し足を伸ばし、塗川支流の西俣沢へ入って見る事にしました。
入渓口近くに車を止め、暫く沢沿いに上る事としました、5分も歩くと以前に体験している獣臭が漂って来ました、若干弱い臭いですので遠くに熊か
他の獣が居るのだろうと推測しベストの発炎筒2本を取り出し着火準備をしましたら、5〜6m先の草影でガサガサと物音がします、
ビックリしてその方向を見ると1.5m程の親熊でした、私は暫しフリーズ状態!ですが如何した事か恐怖感が沸かなかったのです。
余りの近くで腰が据わったのでしょうか、私が逝った後の事まで考える余裕が有りました、熊は通り道だったのでしょうか、私にチョッと振り返ると何事も
無かったように林の中へ消えて行きました、熊が棲んでいる山に入るのですから必ず遭遇するのは当り前と、常々心に留めて置く方が、
イザと言う時に間が取れます。何て書きましたが、この時点でしっかりと働いていたのは視覚だけでした、やはり余裕など無かったのです、
聞こえたのは自分の鼓動だけです、写真を撮る事など絶対無理です、今回は熊にやる気がなかっただけで儲けものでした、
イエ!助かりました。
これを読まれた釣り人やキノコ採りの方々に是非お薦め致します、ベストに最低1本発炎筒を携帯して下さい、
何かの時には必ず役にたちます。
ディーラーで訳を話せば無料で貰えます、こんな安い緊急信号と緊急回避の代物は有りません、
過去2回の実体験からもお薦め致します(熊の撃退には1回成功しています)。