3月25日(日曜日)

FFのスペシャリストである【徒然釣行記】の管理人「oldflyman」さんより群馬県の里山源流に目を向けて見たいとのリクエストで
吾妻漁協管轄の里山源流へ足を運ぶ事と成りました、前回は単独用の薮沢でしたが、今回は複数人で楽しむ事が出来ます。
今日は天気予報の通り雨で朝を迎えました、雨でも結構(決行)と成っていましたので悩む事無く出陣です。
早朝4時半に私の工場に来て頂き、一路吾妻方面へ進路を取ります、当然車中では釣り談義に終始でした。
現場にて軽く朝食を摂り、雨の中6時過ぎからの釣り上がりです、oldflymanさんはFFと餌の両刀使いですが、水温が低い為先ずは
餌釣りで釣行でした、入渓時はお互い当たりが僅かに有るのみで鉤掛かりには至りませんでしたが暫く釣り上がって行きますと
oldflymanさんに山女魚がヒットしました嬉しい初釣果です、その後私にも山女魚が掛かり晴れて「ボ」の解除です。

 
「雨の中落ち込みを狙うoldflymanさん」                 「先行く彼・・・見えない」

暫くポンポンと釣り上げてリリースを繰り返し久々のポイントゲッターを味わって居りましたら、山女魚域と岩魚域の境目辺りで変なのが
釣れたとoldflymanさんが見せてくれましたが山女魚のパーマークがハッキリ残った岩魚でした、それも混血特有の紋様が
流れ紋に成っています、この渓では以前から存在していた種で増えない事からF1と見ていますが、やはり気に成る紋様です。

 
「見事に釣り上げて行きます」                「岩女魚の背紋様、混血独特です」

 
「短竿でソット狙います」                  「パーマークがハッキリの岩女魚」

 
「雨の中一人佇むクラでした」                     「・・・遺憾です」

岩魚域に上がると殆どが岩魚で安心しましたが、ここでも私は尾鰭のカットされた岩魚を見てしまいました、残念です。
oldflymanさんはポイントで確実に釣果を上げています、雨降る貸し切の渓で気を使う事無く静かな渓を二人で釣り上がって行きます。

 
「この様な所から抜くのが好きです」                  「私も狙いたい」

 
「枝の隙間から抜いた岩魚です」                   「頭隠して尻隠さず」

 
「落ち込みを静かに狙います」                   「その甲斐有って!」

何と贅沢な時間でしょう、渓魚の警戒心も薄れ若干の増水と笹濁り、鼻息の荒いクラ親爺何ともミスマッチ、これで釣れない訳が無い(汗)
私の大好きなとっても小さな大渕(汗)に必ずいると確信しそっと振り込んで見ました、暫くするとスーっと主が表れたのです、それも半端な
大きさでは有りません、その溜まりには不似合いなほど深い底に潜んで居たのです、コツンと当たりがきました、傍に居たoldflymanさんに
「尺上釣っちゃったかも」と言いましたら岩魚はプッと吐き出して見切られてしまいました(内心ガックリ)多分40cmは有ったと思います(爆)

 
「この小さな溜まりに大きな・・・」             「代わりに上がってくれた27cmの岩魚君」

その後渓相を堪能しながら源頭部近くまで釣り上がり納竿と致しましたが、それにしてもお互い満足の釣果に恵まれました。
私は尺が頭から離れず帰り際に再度竿を出させて貰い、再挑戦です、しかし主は表れず代わりに27cmの手下が掛かってくれました。
この渓でも逞しく息づいている尺っかみにまだまだ里山の源流域も捨てたものではない事を改めて感じさせられました。
林道を下りながら話も弾み今度はFFで挑戦との事、楽しみですネ、昼過ぎには車に戻る事が出来、雨も上がっています。
入渓から退渓まで誰一人と会う事も無い釣りほど気が休まる釣りは有りません、実に贅沢な1日でした。
今日はわがままな私にお付き合い願い有難うございました、そしてお疲れ様でした。

今日使用しました竿は5.4ズーム、8号鉤スレ、0.8フロロ1.4m通し仕掛け、錘3B、餌ブドウ虫、イクラ。



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