5月3日(GW木曜、憲法記念日)

GW初日、今日は昨年来からの約束が叶い「子持ちのFCさん」との同行と成りました。
午前2時に「子持ち道の駅」で待ち合わせをし、FCさんの車で目的の奥利根方面へ向います、掲示板や電話でお話をしていました
ので違和感無く解け込めました、私と同じ歳のおっさんです(笑)途中のコンビニで朝食と昼食を買い込み現地へ向います。
車止め着が3時半、辺りは暗く暫し釣り談義で時間稼ぎをし薄明るく成ってきた4時過ぎに林道を登り始めました。
下を流れる本流は雪代で濁流状態、見ただけで失神しそうです、しかも4日前に遠征した疲れと睡眠不足で既に息が上がっています。
私は明日も出撃の予定が立っていますが、内心自分の体が心配でした、きっとFCさんに迷惑をかけるのではないかと不安でした。
それでも私のそんな状況を上手くリードして頂き目的の支流へ到着です、暫く川通しで源流へ向いますが雪代ゴンゴンの為に
話し合いの結果竿出しは無理と判断し撤退と決めました。
そこでFCさんが若い頃に入った事の有る細沢へ向う事と成り、一旦林道まで戻り今度は登山道で沢へ向いました。
沢の入り口でも依然FCさん足取りも軽く大した者です、私としたら着いて行くのがやっとの状態、心臓バクバク(情け無い)
本流から相当な高度差が有り岩魚の遡上など有り得ない薮沢です、此処からです、試練の薮漕ぎと高巻き、雪中行軍の始まりです。
結構な傾斜に残雪で滑ります、立ち木を頼りにとにかく巻きます、29日の再来です、落ちたら怪我では済みません。
釣りが出来る谷間に上がるまでの落ち込みや小瀑、中瀑の淵にはこの谷固有の岩魚が居付いていました、嬉しい限りです。

 
「高巻き途中の落ち込み」                 「未だ錆が残っている太っち
ょ岩魚」

 
「小瀑の淵」                       「結構な良型が居付いています」

FCさんのサポートで何とか魚止めの瀑上の谷間に出る事が叶いましたが、獣道も無いこの谷を最終的にはまた戻るのです(冷汗)
お互いの健闘を祈り本格的に釣行開始ですが、沢が雪で覆われてポイントに竿を出す場所が限られています、それでも釣り人が
入らない沢ですので何処へ垂らしても岩魚が掛かってきます、こんな小さな薮沢源流でも溜まりには丸々と太った良型の岩魚が
現れてくれます、見事なオレンジ色をしたネイティブに感動すら覚えました。

 
「目映い朝景色」                    「落ち込み狙い中、子持ちのFCさん」

 
「この様な小さな溜まりに必ずいます」                「25cmのネイティブ岩魚」

 
「白泡の中から」                        「錆の残った良型岩魚」


FCさんもコンスタントに良型を連発しています、私はいつもの1.4mの仕掛けを70cmに詰めて臨みましたが、面白いように
掛かってくれました、遡行中スノーホールに落ちまくり残雪の厳しさも改めて味わう事と成りました。

 
「中央にクマさんが(^_^; 沢が雪で覆われています」       「相変わらず良型をヒットさせているFCさん」


この細沢、今でしか竿が出せないと思います、雪で木々が倒されやっと竿が入れられる場所ばかりです、雪が解け枝が張ったなら
釣りが出来る状況には無いと考えます、其れゆえに魚影の濃さにも理由が有るようです。
幸なのは辿り道が無いことでしょうか、釣り人が入らない証拠でもありますが、そのままで有って欲しいと願うばかりです。
余り奥までは残雪や帰りの心配が有りますのでプチ魚止めらしき中瀑で終了と致しました、FCさんいまだ軽やかです(拍手)

 
「私も何とか釣り上げています」               「このプチ魚止めにて納竿を致しました」

午前10時で空は抜けるような青、水温4度、気温8度、気分爽快、釣果満足、帰り心配(笑)
軽く小腹を膨らませ沢の水を飲みひと時の幸せに浸りながら釣り談義に尽きる事は有りませんでした。
勿論それから試練の下山ですが、FCさんにしっかりサポートして頂き無事登山道まで降りる事が出来ました、感謝です。
その登山道で本格的な昼食です、やはり沢の水で作ったカップラーメンは美味しいです、何とも贅沢な時間でしょうか。
今日と言うこの時間を満喫出来ました事、其れはひとえに自然の有難さと釣り友の支えに他成りません。
いつの日か目的の源流へまた2人で挑戦致しましょうと約束しお別れと成りました、「子持ちのFCさん」本日はこんな不甲斐ない
私の面倒を見て頂き感謝して居ります、そして有難うございました。



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