7月29日(日曜日)

今日も先週一緒に出掛けました、釣り友「きまぐれ釣り道楽」管理人ツカちゃんとの同行です。
奥利根への前日入渓予定でしたが、お互い仕事の都合で29日と決定、それも未踏の沢への計画を立て臨む事と成りました。

早朝向かうは沼田市方面、利根川水系某源流域です、幸な事に雨に打たれる心配もなさそうな雲行きでした、現地の気温18度です。
身支度を整え車止めより意気揚々と目的の沢まで向い、ここぞと思う踏み跡で沢に降り立ちましたがこの沢、岩魚の遡上どころか
人の遡行も拒否しています、少しの気の緩みでも大事に至ります、50mを進むのに1時間を費やしました。
撤収するにも私達の力量では随分と厳しいものが有りましたが、何とか無事に杣道に出る事が出来ました。
正直この遡行で体力の半分以上は消費した気分です。

思案の末、次も未踏の沢へ行く事と成りました、しかしその2の沢も入渓口は伏流水状態、岩魚の遡上も出来兼ねる状態です。
棲息しているなら居付か在来種以外考えられない環境下にまたしても不安が脳裏を過ります、行くべきか行かざるべきか・・・
とにかく竿を出してみようと疲れた体にムチを打ちガレ場を登り始めました。
暫くして小さな落ち込みが有りました、私はそこで魚信が無かったなら今回の釣行はキッパリと諦める覚悟で竿を出してみたのです。

 
[1の沢、遡行困難の為撤退]                   [2の沢のガレ場を登るツカちゃん]

杣道に出るにも大変な思いを致しました。                   既に疲れて居ります。   

 
[この落ち込みで魚信が無かったら撤収と決めましたが・・・嬉しい良型岩魚でした]           

     この後に高巻きと尾根越えをし源流部へと向いました、此れが半端では無くとても厳しかったです。

 
[辿り着いた源流域にてポイント毎に狙って行くツカちゃん、ウ〜ン!厳しい所を突いて居ります]
                          竿抜けではありません、何処にも潜んで居ります。

 
   [水深の無い穏やかな流れですが・・・]             [ツカちゃんこのサイズが多かった様な、流石でした]

  
 
[この細い落ち込みに、ブルーのアイシャドウをしたためた9寸の源流岩魚]

 
[私好みの源流域です、ツカちゃんは渋い所を狙って居りますネ〜!]
僅かな踏み跡しかない源流域は正に・・・!

 
[素晴らしい渓相の源頭部近くのとても元気の良い源流岩魚です]

 
[納竿前の一溜まりにて果敢に4度も攻めてくれた泣尺岩魚に見惚れます]

当然厳しい思いをして入った源流域ですので退渓にはその倍以上の辛い遡行が待って居りました、ですがお互いに助け合いながら
大事に至る事無く戻る事が出来たのも渓での信頼関係でしょうか、釣り友のツカちゃんには大変感謝して居ります。
また1の沢に出向いていなければこの源流域に赴く事は無かったと思います、この不思議な巡り合わせにも感謝です。

私の本来の釣りはこう言った細沢の源流域において真に不似合いなサイズの岩魚に巡り逢う事なのです。
大変厳しい遡行と成りましたが、私としては久々に出逢えた本来の里山源流でした。


今日は釣行時天候にも恵まれました、幸いな事に帰路についた沼田市辺りから夕立に遭い、此れが渓中でしたら大変な事でした。
同行してくれたツカちゃん、お疲れ様でした、そしてありがとうございました。



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