9月9日(日曜日)   今回は初心者育成日記と成って居ります、悪しからず。

昨年よりメールでお付き合いが始まったU君「取敢えずウエーダーとベストを買ったので同行釣を何とかして欲しい」との依頼。
その事をA君に告げたら「私も買ってきましたので宜しくお願い致します」との事、此処まで言われては動かない訳にはいきません。
竿と仕掛けを何とかすれば昨年来からの約束が叶いそうです、分かりましたと連絡を入れ普段作らない初心者用の仕掛け作りに
仕事が終えてからせっせと取り組みました、何ゆえ釣りをした事がないので大変です、渓での水速と水深を推測し錘の重さと
目印の位置など予め取り付ける事に致しました、後は現場で教えてあげれば問題ない筈です。

同行日を9月8日と予定していましたが仕事で翌日に順延、渓が閉まる押し迫った中ですので集合は早めの午前2時と決定しました。
何とか無事に集合し利根漁協管轄に有る少し開けた第1の渓へ出向く事と成りました。

途中車の中で「遊魚券を購入していないので何処かで買いたいのですが」と言われた時、彼らは問題ないと確信しました。
コンビニで購入し真っ暗闇の現地着3時半、先行者の車が既に待機して居りました、取敢えず挨拶をし撤収です。
そこから目指す事第2の沢へ行くも待機車有り、やむなく第3の支沢へ出掛けるも待機車有りで禁漁前の賑わいを感じました。

彼らから「釣れなくてもクラさんと同行出来た事で満足です」と言われ、未だ単独以外は
誰とも同行した事がない沢へ行く事を決めました。
以前から釣行してもWeb上には公開していない沢が幾つか有ります、これは私が特に大事にしている沢です。
今回はお2人の同意を得て一切の渓相を載せず釣果の写真のみ2枚とさせて頂きました、申し訳有りません。

 
[真新しいウエーダーとベストが初々しい、AさんにUさん、私もこうだったのに(汗)]


そんな訳で第4の秘沢に着いたのが日も昇った午前7時半過ぎでした、でも誰も居ないのは判っていますので安心です。

車から降り歩く事30分、沢の入り口で此処から釣り上がるよと言った時「こんな所に岩魚が居るんですか〜!」と驚き顔。
居るんです、だから岩魚は素晴らしいのです、今日それが分かると思いますヨと。
かくして秘沢での釣行幕開けですが・・・案の定初めての提灯釣りで上へ下への大騒ぎ、歩き慣れない場所で七転八倒です。
良く竿が折れなかったのか不思議なくらいでしたが、何とか共に家族分の4匹ずつを手中に納める事が出来ました。
この事は私が薦めた行為です、皆初めての時は持ち帰りたいものです、初めて岩魚が釣れたのです嬉しいじゃありませんか。

途中、地盤が緩んでいたのか私めがけて60cmほどの岩が落ちてきましたが、幸い左太腿をかすめただけで大事に
至りませんでした、痛かったけどやせ我慢をしていたのです、帰って見たらタイツ模様のアザがクッキリと(笑)
共に「この沢に棲む岩魚は写真で見るものとは比べものに成らないほど綺麗です、ゴミがまったくありません」と口を揃えて
言ってくれました、私もそのように思いますし今やゴミの無い渓は希少ですネ。

竿を納め遅めの昼食を摂り遡行談義に花が咲きました、来期は暖かく成った頃に再集合の予定です。
20代の若者2人と溶け込む事が出来ました、「クラさんがこの沢を大事にしている意味が分かった」とも。
次世代の彼らに任せても大丈夫に思います、そんな気分の1日でした、帰りにはそれはもう固まったように寝て居りました。
何だか息子2人を連れて歩いた親父のようでした、Uさん、Aさん、大変お疲れ様でした、そして来期にまた逢いましょう。



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