平成20年3月2日【日曜日】  2008

今シーズン幕開けの初釣行は釣り友の「きまぐれ釣り道楽」ツカちゃんであります。
思うにツカちゃんとは毎年初陣を飾って居ります、雪はやだネ〜と言いながらいつも一緒で可笑しなものです。
向かうは群馬県水上町方面の渓です、この時期は午前6時頃から入渓出来ますが、ノンビリの6時半現着でした。
既に下流域の釣り人は出立用意も整い出撃を致す所でしたが、私達は慌てる事無く朝食を済ませての身支度でした。
村道には思ったより積雪は有りませんでしたが、渓へ向う林道には概ね1m程の積雪が見受けられこの時点でカンジキを装着しての
いよいよ待ちに待った初入渓であります、流石に雪は深いですが意気揚々と登って行きました。

   
【釣り友、ツカちゃんとボンクラ親爺です】

しかし変なのです、履き慣れたシューズにウエーダー、使い慣れたカンジキなのに2、3歩進むと左足のカンジキのフックが外れて
歩けなくなります、これが何十回と続くのです、ツカちゃんにも調整して貰いしっかりと固定しても踏み出した瞬間に外れてしまいます。
右足は大丈夫なのです、外してベルトを締め直しても左足だけフックが外れてしまうのです。
確かに安いカンジキは外れ易いですが、しっかりと締め直したフックが1歩踏み出しただけで外れる事は容易には考えられません。
こんな事は今までには有りませんでしたので少し苛立って居ります。

   
【岩魚居るかナ〜!・・・・・・・・・・・・川通しで行きました】

余りにも頻繁にフックが外れるのでやむなく川通しで進む事にしましたが、これが今回の顛末と言いましょうか
不甲斐ない結果に終わりました。
雪で塞がれた沢の上に這い上がってついつい立ってしまい滑って膝を岩で強打したのです、これが左足でした。
幸いツカちゃんがとっさに手を差し延べてくれたので大事には至りませんでしたが、痛みでうずくまっている私に
【今日はこれ位で引き返しましょう】と言ってくれました。
帰りの渡渉が有るので私もそうしようと2人で林道まで這い上がり暫しの休憩を取る事と致しました。
休みを取りながら私はツカちゃんのカンジキを借り私の物をツカちゃんに渡して再調整して装着したのです。
さあ帰ろうと立ち上がりましたが、折角ここまで来て私の不祥事でツカちゃんに涙を飲んで貰うのも申し訳ないと考え
【ツカちゃんもう少し頑張って上を目指そうか】と確認し再度登る事に致しましたが、4、5歩進んだ時点で左足に激痛が走り
おまけに両足のフックが外れているではありませんか・・・そうなのです今少し早く気付くべきでした。
これ以上行ってはいけないのだと言う事を・・・内心悟りました、【ツカちゃん、やっぱり止めよう】と申し出て下山と決めました。
私には過去にも同様の出来事がありましたので有り難く受け入れ今回の初釣行を納めました。
不思議なもので帰り道、あそこに竿出して見ようかなと浮気心が出るとまたフックが外れるのです、ツカちゃんにはその事は
言えませんでした、それからはゼイゼイ言いながらのラッセルでしたが無事車止めまで戻る事が出来ました。
この出来事をどう取って頂くかは自由です、皆様の判断に委ねますが、体験したのは私自身ですのでなんとも言えませんよネ。


【写真が少なくて申し訳有りません】

後日のレントゲン撮影でも異常は見られなく幸いでした、ご心配頂いた皆様には大変ありがたく感謝して居ります。
また今回の遡行には大変ご迷惑を掛けたツカちゃんお疲れ様でした、そしてありがとうございました(また行こうネ)



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