平成20年4月6日 【日曜日】
時に30年近くも前の記憶は遥か遠く辺境の地、岩魚の不夜城には霞が掛かり曖昧で美的なまでに観かされ、
果ては林道も荒れはて近づく事もまま成らぬ秘境の渓があたかもそこに存在していたかのように・・・
しかし現実は全線舗装され車止めから即竿出し可、挙句の果てに岩魚は山女魚に置き換えられ沢横には
ログハウスまで建っている有り様、確かに細沢は有りましたが・・・
今日は今期初のタカちゃんを交え岩魚に魅せられた3兄弟の出撃と相成りました。
いつも私をけん引してくれる、頼りがいのある「徒然釣行記」管理人oldflymanさん(ミーちゃん)。
自然をこよなく愛し、これからの渓の担い手である若頭タカちゃん。
そしていつも着いて行くだけの親爺、の3人で群馬県吾妻漁協管轄の六合村へ出向いて見る事となりました。
それでは写真日記で紹介致します。
【細沢にて準備をするタカちゃんと、竿を振るミーちゃん】
【山女魚の沢と諦め舗装された林道を車止めまで戻る我ら】
【曖昧な記憶で入った第2の渓、水量はまずまずでした】 【入渓地点では山女魚を上げているミーちゃん】
*驚くかなこの渓にはゴミが見当たりませんでした*
【今期初竿でもテンカラで勝負のタカちゃん】 【激渋の私、山女魚でした】
【水はクリアーで複数人でも動き易い渓です】
【この落ち込みで何とかレギューラーサイズの岩魚を見る事が叶いました】
【枝沢を確認しに行っているタカちゃん、余力が凄い!】 【この広さも良いですネ〜!】
【左の真ん中辺りの岩陰から出てくれた岩魚】
【ポイント移動中の親爺2人と可愛い岩魚写真を撮っている私】
【ミーちゃんが左、石のエグレから見事に引き抜いた、立派な泣尺岩魚29cm!】
【明日の仕事を考え、後詰めを断念、撤収です】 【退渓後の車止め近くでの風景】
撤収も川通しで戻る事を止め杣道を辿る事にしましたが、これが私には地獄の架け橋を渡るのと同じ、
恕祷の尾根越えです、高低差200mを一気に登り詰め、凌線上に出てそこから車止めまで行くのですが、
登りの途中足が上がらずおまけに変な所が攣りバッタリ(助けてクリ〜!)
山間からかすかな話し声が谺する「親爺きねナ〜、面倒だから埋めてっちゃうカ〜、そうっすネ、」(埋めないデ〜!)
その後、必至で追い着いたのは言うまでもありません、イエ!待っていてくれたが正解(助かった〜!)
【タカちゃんが持って来てくれた天然ナメコ入り「キツネ、キノコ入りおきりこみうどん」これまた最高!】
oldflymanさんは見事に泣尺岩魚を上げ、タカちゃんも今期初の岩魚を上げ、私も幾匹かの岩魚を上げる事が出来ました。
細い沢から不似合いな大きさの岩魚を上げる事が私の楽しみの一つでもあります、それを叶えてくれたoldflymanさんと
釣りを通して渓の何たるかを興味深く探っているタかちゃんに真の渓釣りを垣間見る事も出来ました。
この沢も今年の内にもう一度詰めて見たいと思います、その時はまた宜しくお願い致しますネ。
今日もご馳走様でした、お疲れ様でした、そしてまた逢いましょう。