平成20年4月20日 【日曜日


今日も岩魚3兄弟、「徒然釣行記」管理人oldflymanさん(ミーちゃん)と若頭タカちゃんとの同行で有ります。
今回は4月6日に詰め残した吾妻漁協管轄の後詰めとピンソールミニの実装体験を兼ねて居りました。

幸い前日まで降っていた雨も止み午前6時には現着をしましたが、何やら他県ナンバーの車が駐車してあります。
沢が2本入っていますので恐らく尾根越えはしないで楽な方へ向ったと推測、踏み後も見当たりませんので正解のようです。
今日は尾根越えをし目的の後詰めを果し沢通しで戻る計画です、ミーちゃんとタカちゃんはアイゼン、私はピンソールミニを装着しての
山越えです、凌線上に出て一気に200mを下降しますが、ミニの実力が楽しみです、それでは写真で回想して行きますネ。

 
 【杣道を辿り凌線上に出ます】

 
【ここから一気に下降、今日は川通しで帰る予定です】

 
【地図ではこの先500mでゴルジュに成っている筈です】               【若干水量が多めでした】         

 
【でもこの沢では完全無欠のボでした】

前回はこの先で時間切れとなり後詰めを断念しました、しかしこの先200mほど進むと何やら瀑音が聞こえてきました。
それも巻く事が困難な三段瀑、水量が少なければ何とかなりそうですが、前日までの雨でゴンゴンです。
やむなく撤退をする以外なしと判断、危険ですので戻ります。

 
【この瀑の上に小さな淵が有りそれにまた落ちている三段瀑、左岸をタカちゃんが高巻きして撮った上の瀑】
帰りは川通しと予定していましたが、小耳に聞こえる悪魔達の声・・・「また尾根越えして戻ろうか〜!」やっぱし(T_T)
私、心臓バックンバックン言わせながら埋められないよう頑張って着いて行きました(笑)

 
      【埋められまいとして着いて行くのにやっと!】       【隣の小さな沢で当りを取っていたら上から釣り人が、撤収〜!】
ここ吾妻の六合村から雪が少ないから大丈夫との情報に懲りもせず水上方面の渓へ遠征です、9時に出発11時過ぎに
現着しました、良く行きます。

 
       【吾妻から辿り着いた水上の渓】               【テンカラの毛鉤に寄って来るけど食わないらしい】
確かに入渓場所には雪が殆ど有りませんでした、でもやたら水温が低いのは・・・

 
【白泡の左緩みから申し訳なさそうに出てくれた錆の残った岩魚】

 
【水温が異常に低く毛鉤には反応が悪いようでした】

 
【真剣にテンカラで攻めるタカちゃん】              【雪代ゴンゴンでポイントが有りません】

 
【雪渓が多くポイントに落ちすのも一苦労です】

 
【厳しいです・・・】

 
【雪代が納まるまで待つ他有りません】

 
【そんな中、気持ちを癒してくれた紫と白の菊咲き一華(キクザキイチゲ】

 
          【杣道から雪渓を望む】              【体を癒してくれたもつ煮と野菜ラーメン、絶品でした】

今日はここで撤退致しましたが、とても口では言い表せない有意義な同行と成った事は言うまでも有りません。
林道を降りミーちゃんが作ってくれた野菜ラーメンとタカちゃんが持って来てくれたモツ煮に舌鼓を打ち次回の作戦を
企てる事暫しです、この時間が何とも言えないほど極楽です。
いい加減な私パワフルなタカちゃん冷静な判断のミーちゃんの三身一体が醸し出す不思議な遡行にドップリと浸かり、
限りのない釣行意欲が湧いてくるのは私だけでしょうか、水量の少ない時、また吾妻の奥域に行きましょう、詰め残しは体に毒ですよネ。
今日は大変お疲れ様でした、こう言う事が有るから釣りは何時まで経っても止められませんネ。

【下記はピンソールミニに関しての実装体験記です】
 
         【土踏まずに装着がベスト】              【特許の靴固定ピンはあらゆる角度からの力に耐えます】
今回このピンソールミニを1回も外さずに全てのシーンで使ってみましたが、着けている事さへ忘れる時が有ります。
装着したままで釣りをしたり、高巻きをしたりと横着者の私にはピッタリの滑り止め補助金具です。
簡易アイゼンは板をプレスして押し曲げた形状の為、靴を乗せる分部は平坦です、ミニはピンソール同様スパイクピンの逆側にも
装着ズレ防止の小さなピンが立って居ります(黄色い矢印)これがフエルト底に食い込みどの様な角度からの力にもズレたり外れたり
する事を防ぎます、また装着違和感も殆ど無く石の上に乗り上げてもアイゼンのような大きなショックも有りません。
アイゼンを付けたまま岩の上で滑って転んだ人も多い筈です。
ミニは土踏まずでグリップし上下のフエルト分部で岩を咥えますのでその点は有利でした。
湿った落ち葉が堆積した急斜面での上下降、小ジャリが多い林道、高巻き、岩場のヘツリ、沢通し、雪渓上、において
素晴らしいグリップ力とブレーキ性能を果たしてくれました、また今回は急勾配の尾根越えを往復でしましたが、スリップでロスをする
無駄な体力が抑えられる事、下降時の膝に掛かる力も控え目に成るなど疲労度にも相当差が付くと感じました。

徒歩ロスの無い確実な一歩こそが安全で安心な遡行に繋がると思います、ましてこれからの梅雨時などは必須です。
ピンソールのような手間も掛からずワンタッチで装着可能です、ちょっとハードな沢釣りには最強と感じました。
これが私の装着使用体験記で有ります。

(株)昇栄さんより写真及び文章掲載の承諾は頂いて居ります。


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