平成20年5月4日 【日曜日】みどりの日

今日はGWに丸1日、片品川支流域を闊歩しようと言う事で以前よりの打ち合わせ通り「徒然釣行記」oldflymanさん
若頭タカちゃんとの同釣行で有ります、早い内での現着をと、寝ずに出発し老神で待つタカちゃんと合流、
現地に午前3時着で夜明けを迎えます。
先行者無しとの判断で空も白み始めて来た朝4時頃、早速身支度に取り掛かりました・・・
薄っすらと見える川原を覗くと、なナなんと〜既にキャンプ組が陣取っているでは有りませんか〜、私達より先に頑張って
現着くしていたのですから、退くのは当然の行為で有り、この暗黙のルールは誰しもが守って欲しいと願います。

かくして次なる渓の模索で有りますが、取敢えず源流詰めを残してある渓へ行って見ようと言う事で決まり、向う事となりました。
幸いGWにも係らず先行者の車が見当たりません、気を取り直して意気揚々と入る事となりましたが、この後に続く地獄の顛末
など到底予期もせずに向かうは未踏の源流域で有りました〜(^_^;)それではいつもの写真日記で想像して下さい。

   
【身支度を整え意気揚々と源流詰めに向いました】

   
          【山肌に咲く山桜が綺麗です】                  【取敢えず居るで有ろう場所で竿出し】      

   
【可笑しいナ〜、餌にも反応なしですヨ〜!】

   
【毛鉤にも反応が悪いようです、タカちゃん頑張れ〜!】

   
          【oldflymanさんも頑張れ〜!】                 【ブドウ虫の繭ダンボール、捨てるなボケッ!】   

   
【先に行き過ぎて寝ていたミーちゃん】           【水温低過ぎて駄目だネ、一気に詰めちゃうか〜】

   
【薮漕ぎして一端降り、それから林道に上がりました】

標高950m辺りから入山し源流部辺りは1400mです、果たして岩魚は逞しく棲息しているか楽しみでしたが、それも地図通り
枝葉に至る支流群まで全て堰堤で括られて居りました、70m間隔で堰堤が数10基など何の意味が有るのでしょうか。
もはや岩魚の棲息出来る環境下ではなく人に都合の良い人口河川と化していました、なんと愚かな・・・・


   
【各枝葉支流域にも数10m置きに堰堤愚連帯が】           【夏場には枯れるであろう所々の出水】   

   
【随分頑張って高い所まで着たネ〜と黄昏ている爺さん2人】

   
【1400m辺りから100mほど下り、インチキ魚止目に向いました。】

                      
     【相当な山歩きを費やして確認したインチキ魚止目の全貌、落差20m程に見受けられます】

岩魚達も今少し人間が気を配り無意味な堰堤群を減らしたならここまで遡上出来た筈です、また堰堤間の距離も広げて有ったなら
繁殖のチャンスも叶えられた筈です、これでは余りにも距離が無さ過ぎて出水に負けてしまいます。
それでも私達は苦労して確認できた源流部の「負の遺産」や大自然の素晴らしさに渓釣りの域を超えた何かを得る事が
出来たようです、岩魚には目通り出来ませんでしたが達成感は十分でした。

   
   【本日の昼食】                      【下山時にボ逃れで楽しみました】
源流蕎麦、コゴミの胡麻和え、キノコのテンプラ、タラの芽のテンプラ
清流の水で割ったツユで頂きました、これだけで満足でした。

   
【最後に出てくれた岩魚君、ありがとう〜!】                  【林道で拾い集めた空き缶2Kg】   

朝5時から夕方4時過ぎ頃までミッチリの渓流遡行に良く体が悲鳴を上げなかったと感心しています。
推定16Km以上の山歩行は近年有りませんが、単独ならば恐らくは無理でしょう。
お互いの励ましが上がらぬ足を上げさせてくれたのだと確信しています、また各人最後に岩魚の顔が見られた事も今回の
源流詰めの幕引きには十分と思います、まさに渓釣りは釣果にあらずですネ。
ただ一言愚問が有ります、あの堰堤愚連帯、莫大な費用は・・・ア”人のお金だもんね湯水の如く使えるのネ(ーー;)
申し合わせ通り、丸一日お付き合い下さいました、oldflymanさん、タカちゃん、本当にありがとうございました。
暫くは雪代で行き先が限られてしまいますが、お相手のほど宜しくお願い致します、お疲れ様でした。



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