平成20年6月15日 【日曜日

今日はネイティブ岩魚に逢う為、先週入った更に奥への沢釣行となりました。
脚の痛めも僅かに残し、止せば良いのに出掛けてしまいました、それも超薮沢遡行であります。
ご一緒して頂いたのは「徒然釣行記」管理人oldflymanさん(以後ミーちゃん)、
「きまぐれ釣り道楽」
管理人ツカちゃん
のお2人です。

先行者が居たとしてもこの沢に入る釣り人は恐らく居ないで有ろうと安心しノンビリの現着4時でした、幸い私達だけでした。
身支度を整え私の嫌いな林道遡行に、内心・・良く行くよナ〜、明日仕事でしょう、と心に問いながら登りますが、
辺りの景観にそんな事は直ぐ忘れゼイゼイ言いながら間近に来たネイティブとの出逢いに気持ちを馳せていました。
小一時間ほどで薮沢の入り口です、2人とも僅かな流れを見て心中穏やかではない筈です、確かにそこはほんの小川ですから。
岩魚は居るから大丈夫とその小川の入り口を高巻きし、いよいよ超薮沢釣行の始まりです。
今回私はこの細沢では竿を納めたまま見守り釣行とさせて頂きました、ただこの薮沢がその辺の薮沢とは比べ物にならない
ほど猛烈な薮沢である事が写真で再現できない事に少し残念で成りません、それでは写真日記で回想して行きます。

 
        【林道横に「銀竜草」ギンリョウソウ】                【小川の入り口を巻いて上がったガレ場】

この沢は本流域から相当な高低差で仕切られて居ります、また魚止めの連続で岩魚の遡上は100%出来ません。
と言う事はこの遥か上の薮沢で育ったネイティブ達が上から落ちてきて居付いたものなのです。

 
                 【私の好きなガレ場の隙間に鉤を落とすツカちゃん、勿論釣れました】

 
           【プチ魚止めの連続です】                     【卒なく釣り上げたツカちゃん】

 
                        【狭くて厳しいですが、短竿にて釣り上げたミーちゃん】

 
                 【こんな落ち込みにも居るのです、この場所から良型のネイティブです】

 
                      【棚溜まりからタモを使うほどの良型が、嬉しいですネ〜!】

 
                      【魚止めの大滝を巻きいよいよ核心の超薮沢に向う面々】

 
  【薮漕ぎして入った沢で直ぐに良型が!、また立てないほどのボサですが、こんな薮沢に逞しく息づく岩魚も居るんです】

この後暫く薮沢を釣行し、ネイティブイ岩魚と巡り会う事が出来ましたが、これ以上は遡行困難と決断し撤収と決めました。
仕掛け長70cmでも鉤を落す事の出来ない場所が多い沢は久し振りに入りました、満足です
この沢には春先の雪でボサが倒れている時に入らないと遡行出来ないのです、しかも杣道も無い為に沢通しで戻るのが
ベストです、薮漕ぎをして戻るのは大変危険な行為ですがそれをしてしまいました、複数人の強みでしょうか。
案の定、あっちだこっちだと七転八倒の遡行です、しかも途中で見付けたコシアブラを余裕で採っている有り様、これも深山遡行に
慣れてきた証だと思います、それでもショートカットは見事的中し山道まで戻る事が出来ました。

山道を暫く戻りそこからまた30m下の本流域まで木々を命網にズリ降りました、これがまたきつかったです。
いよいよ私も竿を出す事と致しました、幸いまぐれで8寸強の岩魚が掛かってくれました、これで十分でした。

 
                     【真中岩2つ間の流芯巻き返しから掛かってくれた満足の岩魚】


                   【水量は落ちたと言っても本流は私の域では有りません、超コエ〜!】

 
             【強がっている私です!】              【退渓時、見上げれば夏の様相に梅雨なのか?】

2人とも薮沢で釣果を上げ、本流でも岩魚を掛ける事が出来ました、それだけで満足と思います。
これで本日の釣行は納竿となりましたが、大きい写真の右土手を木々を頼りに山道まで這い上がりました。
車止めまで戻り午後2時でした、ミーちゃんが沢の水しめた蕎麦は最高でした、おとした珈琲も美味かったです。
このひと時で厳しい遡行も一気に笑い話しへと変って行くものですよネ。
今日お付き合い下さいました、oldflymanさんツカちゃん、ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。


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