平成20年6月29日 【日曜日

【先に、今回は大雨でした、私のデジカメは防水仕様では有りませんので雨脚が少し弱まった時の数枚しか
 撮る事が出来ませんでした、またFCさんのPCはクラッシュ中の為、新規購入まで写真は送れないとの事
 ですのでいつもの写真日記のようには上手くいきません、宜しくお願い致します。】
 

今日は釣り友「子持ちのFCさん」との同行で有ります、 今シーズン、お互いの手駒の渓を訪ねる事に成って居り
今回は私の手駒の渓です、勿論拘りはネイティブ岩魚にあります。

土曜日はまずまずの天気でしたが、日付が変った辺りから降り始めた雨も私が家を出た午前2時過ぎからは本降りへと変り、
「道の駅こもち」で合流した頃は更に雨脚が強くなってきました。
何故か2人で出掛ける時は降られる事が多いようです、それでも中止にしない所が釣り馬鹿たる所以でしょうか。

大雨で心配ですが、とにかく行って見て判断しようと目的の渓へ向う事となりました。
現地に5時過ぎ到着、ここまで来たら濡れ鼠でも竿を出し、危険と判断するまで釣り上がろうと雨の中で身支度です。
午前6時、荷物も最小限に止めカッパに身を包んでの土砂降り釣行開始です。
いつもなら澄み渡る流れが笹濁りを通り越しての珈琲色に、源流域からの土砂流入が一抹の不安を過ります。
しかしその珈琲色をした流れに鉤を落すと!居るもんですネ〜、レギュラーサイズと良型が代わる代わる竿を撓らせてきました。
ただカッパのボタンを外し鉤外しを出したり餌を付け代えたりがこの雨の中ではとても面倒で疎ましく感じました。
こんな時に限って期待に反し釣れてくるものなんですネ〜、嬉しいけど(^_^;)


 
               【これで結構降っているのです、レギュラーサイズなら何処からも出てきます】

FCさんと交互に入れ替わり大雨の中での入れ食いに嫌な気分も多少は和らぎます、これが貧果だったら・・・

 
                     【V字峡の僅かなチャラ瀬に餌を泳がせると飛び付いてきます】

 
                       【落ち込みからは次から次へと良型が顔を出してくれます】

 
                     【FCさんは名手と言っても過言ではありません、とにかく上手い】

雨で滑る岩場や土手の高巻きに普段の倍は時間が掛かり、未だ半分も遡行していないのに疲労度もピークでした。
足元を流れる水の濁りが異様に濃く成り始め水量も多めになってきた9時頃、V字峡に佇む私達は土砂崩れと鉄砲水を
恐れ撤退と決めました、帰りは土手際の木々を頼りに滑りながらの悪戦苦闘でした。
車止めに戻った10時過ぎには汗と雨でまさに濡れ鼠でしょうか、でも怪我がなくて幸いでした。
最悪な天候に最高の釣果、このアンバランスがまた私達をこの地へ呼び戻される予兆なのでしょうか。
天気の良い日に再度この源流域に足を踏み入れる事で今日は良しと成りました(やっぱり)

この悪天候の中、岩魚は掛けるだけでリリース、写真も殆ど撮れず終い、それでも苦しい思いをして奥へ奥へと
岩魚を求めて遡行して行くこの気持ちはおいでの皆さん方なら十分に分かって頂ける筈です、また根こそぎに徹していた
釣り人の方にはこんな釣りも有るのだと、「僅かでも良いです」これからはリリースも試みて下さい。
その時から貴方の釣行形態はガラリと変貌致します、間違いありません。

いつもながら思うのは臆する事なく先に出て手を差し出してくれるFCさんには心から感謝致して居ります。
大雨の中、同行して頂いた子持ちのFCさん、大変ありがとうございました、そしてまた行きましょう。


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