平成20年8月15日〜16日 【金曜〜土曜日

初めに、今回出向きました渓での釣果には余り触れません、同様にアクセス方法や渓泊まりの場所など省いて記述致します。
群馬にも奥利根を除き5ヵ所ほど秘境が有ります、写真を見て推測し気楽に出掛ける等は決してお止め下さい。
あくまでも土地勘や遡行技術に長けたサポートの元に行われて居ります。


昨年新潟の遠征釣行の帰りに今日の渓泊まりは決まって居りましたが、今回しっかり約束が叶う事と成りました。
それも私の念願である群馬のとある秘境へと足を踏み入れられた事は里山源流愛好かとして大変貴重な体験でした。

今回は地元に詳しい若頭タカちゃんサポートの元、「徒然日記」管理人oldflymanさん(ミーちゃん)
結城市よりお越しのfuku@jiさん(フクちゃん)と私を含む4人での渓泊同行で有ります。
タカちゃんは単独でこの界隈に出掛けるなど沢登りに長けている高青年で有ります、ミーちゃんと言えば私との同行も多く存じて
居られる方も多いと思います、フクちゃんは加治川のサポートや河川清掃など幅広く協力して頂いているオヤジさんです(失礼(^_^;))
釣行写真はミーちゃんとタカちゃんに送って頂いた写真を含め掲載させて貰いました、ありがとうございました。

15日午前3時、某コンビニにて4人合流、久し振りの顔合わせに気分は高鳴りました。
そのまま現地に向い夜も明けた午前7時、荷物を振り分けていよいよ目的の渓に向います。

入渓口より急斜面を下り第一の沢に降り立ち、暫く沢通しで上流域に遡行そこから恕祷の尾根越えをし目的の渓と成ります。
一歩間違えば命を落とし兼ねないポイントもタカちゃんのザイルワークで難なくこなす事ができました、とても助かります。

                   そんな準備前と本命の渓に降り立った記念撮影が下の写真で有ります。
 
               【下降前の我ら】                     【恕祷の尾根越えをし目的の渓にて】
                                                【ミーちゃん、タカちゃん、フクちゃん クラ】

厳しく深い峪に降り立って見れば不思議と里川の趣きさへ感じ取る事ができるのです、それと同時にこの地にて古の生業を
為していた先人達の凄まじい生き様を僅かでも垣間見る事ができた様な気がしました。

 
                       【フライのミーちゃん、既に釣果を見ています!】

 
                                【テンカラのタカちゃん!】

 
                                【テンカラのフクちゃん!】

 
                          【餌のクラ、目映いばかりの水面です!】

 
             【トロ場を狙うフクちゃん】                            【移動中!】

 
             【先頭タカちゃん、と私】                          【綺麗な渕です】

 
           【釣ろうか釣るまいか・・・!】                    【落ち込みの見事な渕です】

 
                 【移動中!】                                【幕場決定〜!】

幕場が決まり荷を降ろせば楽園です、各々準備をし、ミーちゃんタカちゃん、名シェフの腕が振るわれる事は間違い有りません。
途中で見つけたチチたけで出汁を取ったうどんは絶品でした、和風チャーハン、これも絶品、皆唸りながら絶賛の食事、
私など宴を写すことさえ忘れていました、このひと時が楽しくてカメラを持ち出す気にも成りませんでした。

数年ぶりで味わった乾杯のビールで下戸の私に睡魔が襲い掛かります、疲れも手伝っていたのでしょう。
夜半に成ると雨も降り始めフクちゃんと私は寝袋の中でノンビリと、タカちゃんミーちゃんは止まらぬお酒に酔いしれて
いるようです、翌朝の顔が伺い知れます(笑)

 
                   【明けて16日早朝、寝ている二人を尻目にフクちゃんとチョイ釣り】

 
             【焼いてお昼の副食にと】              【朝食を済ませいよいよ始まりました尾根越え】

朝食はタカちゃん得意のミョウガの味噌和えにお茶付けでした、なんでこんなに美味いのでしょうか。
火の始末を終え午前10時には撤収準備完了、しかしこれからです、半端な尾根越えでは有りませんでした。
心臓破りの直登は平素な里山源流とは比べ物に成りません、途中何度も休憩を入れてやっと尾根の頂きに到着した次第です。

 
       【バテバテの私と余裕のフクちゃん!】                【尾根伝いに林道まで戻りました】

今日、この地での渓泊が何事もなく無事に済んだのはタカちゃんと言う名ガイド役とミーちゃん、フクちゃんのお陰で有ります。
訳有って渓泊を差し控えて居りますが、久し振りに味わった楽しい幕場はあっと言う間に過ぎ去ってしまいました。

幾場所かに残る杣道、石垣の積まれた住居跡、そんな光景を眺めているとあたかもそこに人々の暮らしが見えるようでした。
この地へ訪れたいと言う願望が叶い、大変貴重な体験にご一緒させて頂き仲間の皆様には感謝の言葉他有りません。
本当にありがとうございました、是非またご一緒致しましょう、お疲れさまでした。



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