平成21年6月14日 【日曜日】
今回は色々な問題が生じている小さな渓流を散策してきましたので意見を述べさせて頂きます。
初めに、私はにわか釣り師を「師」とは認めませんので、今までもこれからも釣り人として表現致します、勿論己もです。
13日の午後7時まで出掛ける事を憂慮していましたが、何とか仕事の手立てが取れ練馬在住のRyano(リャノ)さんに出撃出来る
旨を連絡し今日の同釣行が叶いました、とは言っても殆どが山歩きで終始した感は否めません。
当日午前2時に前橋南インターで待ち合わせをし、リャノさん(以下リョウちゃん)の車に同乗、一路武尊牧場入り口を目指しました。
春先に東俣沢林道において横暴な輩が出没するとの書き込みやメールを頂き、その輩に会えたらとこの林道往復を試みたのです。
現在崖崩れは修復され林道入り口のゲートも立派な物に作り変えられて居ります。
ただ、未だ少数の崖崩れが発生している為、安全確保の上で現在もゲートは閉ざされたままです。
しかし良く見るとミニバイクが通れるくらいに鉄製の格子が溶断されている事は何を意味する事なのでしょうか!
今日はその横暴な輩に会う事は出来ませんでしたが、林道終点に黒塗の新車トヨタピッアップバンと軽トラが止まって居りました。
その3人組の方々と少し会話をしましたが、何をしに行くのか作業着のまま雨の中湿原に向って消えて行きました。
バンの荷台には肥料袋に入れられた山椒の木が2本置いて有ります、ここは国有林内の筈なのですがネ〜!
ゲートの鍵を持つ片品村管内の人には間違いないでしょうが、現行犯でないかぎりうかつな事も書けません。
この界隈の支流域にバイクを持ち込み岩魚を根こそぎ持ち帰っている釣り人も少なくありません、今日も私達が山越えをし
隣の沢に向う時、ビクを腰に下げた無鑑札の釣り人2人とすれ違いましたが、ゴミだけは捨てないで欲しいと頼みました。
先に書きますが、正直言ってこの種沢は壊滅状態です、林道が歩き易く成った為と昨年までに毎週のようにバイクで入っていた
釣り人や根こそぎ族達にこの小さな種沢は蝕ばまれたようです、いつも書いている「モラル、マナー、ルール」こんな簡単な
事が守れないのでしょうか、同じ釣りをする人間として実に恥ずかしい限りです。
特にビクを腰に下げた無鑑札の釣り人はアホとしか言いようがありません、これは犯罪行為ですヨ。
餌釣りでも私と交流のある皆さんは素晴らしい考え方を持った人達ばかりである事を付け加えておきます。
それでは自分の回顧録日記として今回の釣行を残しておきます。
薄明るく成った午前4時前、リョウちゃんと林道を徒歩にて上がりましたが、これが結構キツイ傾斜なんです。
その頃は曇り空で何とか持つだろうくらいに思って居りましたが、入渓口に到着し沢に降りると薄暗く目印も確認出来ないほどです。
当然デジカメ画像もまま成りません、その様な中でも何とか釣りには成って行きました。
しかし共に岩魚の顔を見たとたん、雷鳴一発ゴロゴロドッカ〜ン!顔を見合わせこのままじゃ帰れないよネと(笑)
その後暫く雷鳴も轟きませんでしたので気持ちを入れ替えて釣行を開始致しました。
【注】なぜか送られてきたリョウちゃんのデジカメ画像は2004年の元旦にセットされて居りました(笑)
それから悪天候の為、画像枚数と描写に難が有ります。
【薄暗い中で頑張っているリョウちゃん、ザックもウエーダーも新調ですよ〜ン】
【朝霧の様に見えます】 【私がしゃがんでいると言う事は(*^^)v】
【雨の中黙々と釣り上がっている釣り馬鹿2人】
【何やら狙って居りますネ〜!】 【やっと天上が少し開けました】
【リョウちゃん、ここで掛けました】
【ここでは良い型の岩魚でした】 【その岩魚のリリースの瞬間】
【源頭間近です】 【この沢ではいつも大きなカタツムリを見ます】
【一つ目の沢を撤退し二つ目の沢に向かう為に尾根越えを強いられます、九輪草(クリンソウ)が綺麗でした】
【薮を漕いで登ってくるリョウちゃん】 【この支沢は壊滅状態でした】
【餌でも2人で試みた毛鉤でも殆ど当りが有りません】
【東俣沢林道に戻ります】 【途中で拾い集めたお宝画像、推定2Kg】
【勝手にゴミ拾いとリンクしています】
林道を降り始めたらまた雷鳴が轟き、大粒の雨に泣かされてしまいました。
尾根越えを含め沢2本の源頭部までの釣り上がりで略15Kmほどの遡行でしょうか、愚痴を溢さず昼食の用意、ゴミをせっせと
拾い集めてくれたRyanoさんには本当に頭が下がる思いです。
殆どが山歩きでしたが、素晴らしい自然の中を共に歩めた事大変嬉しく思ます、今日は有難うございました。
また緑の中をご一緒致しましょう、お疲れさまでした。