平成21年6月20日 【土曜日】
東俣沢林道についてですが、日記にも書きました通り現在も封鎖されて居ります。
この事はいまだ小規模の崖崩れが発生しているからだそうです。
但しゲートの鍵を所持している人の車での往来は自由ですし、林道終点にある保養所らしき施設への搬入も現在
頻繁に行われていると聞きます、、ゲートを開け釣り人を乗せた何処かのマイクロバスが各釣り場に置いて行くなども
小耳に挟んで居ります、私としては何か矛盾を感じ得ます。
問題は武尊山と西山の間にある田代湿原へ出掛けられる登山者の方々には不便を強いられている事に有ります。
それは入山方法が武尊スキー場のリフト使用に絞られている事です。
午前8時の運営開始に始まり、入山者は午後3時の最終便に乗り遅れないようにしなければ成りません。
3時までに戻れず徒歩にて降らなければならない人も少なくないと聞きます、当然その旨の苦情は後を
絶たないそうです。
この事から来年辺りにはゲートが撤去されるかも知れません、がそうなると車で田代湿原入山口までは車で
簡単にアクセスが可能に成ります。
もうお分かりですよネ、現時点でも壊滅状態の源流域が更に荒廃の一途を辿るのは必至の覚悟と成ります。
私などの力ではこの里山源流の荒廃を防ぎきる事など不可能に近いのです。
願わくばこの沢で釣りを楽しむ人々に訴え掛ける他ありませんが、これも現状を見る限り厳しい状態です。
どうかこれをお読みに成って支流域(種沢)へ出掛ける時は岩魚の持ち帰りを最小限に止めて楽しんで頂く事を
切にお願い致します、これは何処の支流域にも当てはまるお願いです、未来の私達の子孫にこの素晴らしい
里山源流を受け継いでもらおうではありませんか、それには貴方の常識ある対応が必要なのです。
余談ですが、平成12年頃に漁協が地元新聞にて何処何処の沢は岩魚の種沢なので15cm以下の岩魚は
リリースして下さいと広告を入れました。
沢の名前をしっかりと載せてです、当然ながらその年から今日に至るまでその岩魚天国だった沢から
尺上や良型岩魚の姿が消えたままです。
紹介する漁協も愚かですがそれに群がる釣り人はまるでハイエナの様に思えます。
自分さへ釣れれば良いなんて思わないで下さい、貴方の息子さんがその地へ出掛けた時どう思われるでしょう。
平成21年6月20日 里山源流クラ親爺