平成22年3月吉日

長年私が突き詰めてきた交雑種岩魚【俗名モドキに】関しまして群馬県水産試験場、川場養魚センターさんの
協力を得てようやく辿り着く事が叶いました、心よりお礼申し上げます。

解析をして頂いたDNA鑑定の結果は下記の通りでございます。

今回のイワナモドキと言われている荒砥沢で採捕された全ての魚(計7尾)は、
利根地区在来と言われているホタカイワナ(私どものセンターで飼育している系統)と同じ
ハプロタイプ(ハプロタイプ22)でした。
従って、今回の結果からは地付きでない他の系統が荒砥沢に入り込んでいる、
という結論は導き出せません。

イワナのハプロタイプによる解析は、ミトコンドリアDNAのサイトクロームb領域を用いる
方法が主流となっており、現在、この方法で50以上のタイプ(ハプロタイプ)に分類できることが
分かっています。
ちなみに、今回のハプロタイプ22はホタカイワナの他に、天竜川水系のイワナ集団
で見られるハプロタイプです。


この解析結果は真摯に受け止めなければなりません。

この結果を受けて私の最終判断は絶滅に追いやられたと思われていた塗川支流大沢に存在していた
「武尊岩魚の原種」が何らかの形で復活したものと思われます。
これには私も思い当たる節もございます、長年個人で武尊岩魚の原種を養殖しているお宅があると漁協の方から
聞いたことがございます、恐らくこの件もそのことの一因に触れても宜しいかと判断いたします。

この種を武尊岩魚のDNAを受け継ぐ亜種、地域変異としモドキ改め「荒砥岩魚」と命名いたします。





                         「荒砥岩魚」と命名致しました。

                                                  里山源流管理人 クラ親爺


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