平成22年3月28日 日曜日

27日午後、携帯に「水上町道の駅で車中泊してます、明日如何致しましょう」の連絡、練馬のリョウちゃんからでした。
仕事が一段落した午後9時、「朝行くヨ〜!」の返信、いそいそと仕掛けを作り始める私でした。

今回は雪深い奥域を避け私の原点で有ります里山源流に目を向けました。
拘りは「ネイティブ岩魚」、それだけです。

里山の沢に今時そんな希少な場所が有るのでしょうか・・・有るのです。
過去に置いて放流実績は皆無、勿論漁協は目もくれません、岩魚が下流域から遡上不可能な立地条件。
古の時代に村人が持ち上げた岩魚が脈々と今日まで逞しく生き延びてきた里山源流岩魚。
今日はそんな沢2本に向いました。

当日午前5時、水上道の駅で合流し通称「月の輪熊沢」に向いました。
昨年この場所を紹介し釣り友の境@さんが源頭部で熊に遭遇した沢です。
しかし寒いです気温2℃、水温4℃は解禁当初の気温です、だけど不思議な事に釣れてしまいました。

 
                    【前日の疲れも吹き飛ぶネイティブ岩魚にニンマリのリョウちゃん】

 
             【蕗の董、出てました】                      【何やら写真撮ってますネ〜!】

 
                             【薮沢と小さな落ち込み】

 
                           【こんな場所にも居付いているのです】

 
                            【この沢では尺に匹敵するサイズです】

 
                    【薮沢源流とはこの様な場所です、提灯釣りの醍醐味でしょうか】

 
                          【もう満足と溜息を漏らすリョウちゃんでした】

 
                      【源頭部近くでコーヒー番をする親爺、一服して退渓です】

さて2本目の沢ですが昭和初期まで村と村を往来すべく山間の通い道でした、その後新たな街道が開通し現在は朽ち果てた
廃道と化して居ります、往来するのは獣か猟師でしょうか、そんな杣道沿いに流れる小渓です。
しかししっかりと小さな溜まりには里山源流岩魚として君臨して居りました。

 
                  【ドブ川のそのまた奥にこの様な素晴らしい沢が存在するなんて・・・】

ここでの全容は伏せますが、リョウちゃんがこの沢に不似合いなサイズを数尾釣り上げた処で雪・・・撤収。
車止めにて昼食を摂り帰路に付きました。
4年振りに訪れた里山源流は相変わらずに心良く迎え入れてくれました、ただ今期3回とも雪に祟られての釣行でしたが、
何れの遡行も心癒される釣行と成っているのは言うまでも有りません。

連荘のリョウちゃん、お疲れ様でした、真の里山源流を満喫して頂けたと自負して居ります。
また機会を合わせて出掛けましょう、有り難うございました。


*私の日記にキャッチと書かれていない釣行は全てリリースです。

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