平成22年9月5日 【日曜日

先週は穏密日記と成りましたが、今回は隠す事が不自然な沢、ポンと検索するものならズラリと紹介されている
超人気な河川、宝川上流(通称ナルミズ沢)、【天国に一番近いナメ床】と謳われるナルミズ釣行です。

本日は先に同行依頼を受けていた『徒然釣行記』管理人oldflymanさん(ミーちゃん)
横浜のSagawaさん(ケンちゃん)との同釣行で有ります。
此処でケンちゃんを紹介致しますが、彼は「勝手にゴミ拾い」に共鳴し今まで賛同と言う形で皆さんの役に立てばと商品券などを
送って頂いたとても律儀な方です、メールでは3年も前から交流が有りましたが、今回初めての同行と成りました。
そのケンちゃんから3日夜メールで「今期最後にご一緒願えたなら」と連絡が入ったのです。
ミーちゃんには今回ナルミズ沢に入ると告げて有りましたので急遽同行を了解致しました、そもそも彼のホームはナルミズなのです。
そんな訳で4日に打ち合わせをし、翌日5日での現地集合と合い成りました。

宝川入り口で待ち合わせをし、河川沿いに車を走らせると驚くほどの車列が並んで居りました、土曜入りの沢登りの方と思われます。
こんな光景は今まで無かった事でしたが、これも日本一有名な沢登りのメッカともなれば致し方ないのかも知れません。

私達は暗い中、朝食を摂り薄明るくなった林道を登りはじめました、しかしこの時気付いたのです、彼が半端な釣り人では無い事を、
唯一楽しみにしているのはお祭りの御輿担ぎと言っていた通り、見事なまでの腱脚振り、兵です。
林道を終え山岳道に入り2時間掛けて渡渉点・・・もうバテバテ(汗)そこから広河原まで20分、テン場を張っていた方にお尋ねすると
7張り以上のパーティーが居たそうで既に出発済み、取敢えずウツボギ沢でと入ったら途中ビバーグしていた沢屋さんに
既に5パーティーが詰め上がって行ったと聞かされ万事休す、おまけに竿を出して行ったとか(汗)
さっさと魚止めまで行き本流に戻りました。

気持ちを渓相堪能に切り替え美渓遡行モード、行けども行けども飽きません、目を上げれば素晴らしい朝日岳が待ち受けています。
見事な釜を携えた落ち込みが次々と現れ気持ちは最高潮、釣果など全く気にならなく成るほどに遡行が続きます。
そんな中でもとても綺麗な岩魚をミーちゃんは目にする事が叶いました、流石です。
時間的な都合も有り取敢えずの大石沢出合までと致しましたが、ウオータースライダーに興じていたお姉ちゃん達を眺めて
満足と致しました、しかしケンちゃんのヘツリは兵でした、お見事。


 
        【午前6時、雲ひとつない空の下、取敢えず沢の水で顔など洗いましょ、左ケンちゃん、右ミーちゃん】

 
                      【山岳道を抜けた処で取敢えずケンちゃん、ルアーにて】

 
                 【枝沢のウツボギ沢です、既に5パーティーが詰め上がって居ります】

 
                【それでも釣り人です、ミーちゃんはフライ、ケンちゃんはテンカラで】

 
      【この湧き水でモーニング珈琲・・・美味!】                 【脇で咲いていた大文字草】

 
                    【このプチ魚止めを眺めて本流(ナルミズ)まで戻りました】

 
             【本流域でのびのびと】                【流れる水はあくまで透き通り、心を洗い流します】

 


 
    【スイスイとヘツって釜まで、そのまま瀑上に!】                   【その瀑上です】

 


 
           【一応釣る仕草でも(汗)】                         【点々と続く美釜】

 
                           【日本一美しいナメ床・・・確かに!】

 
                       【見事な落ち込みと抜けた青空・・・他に例えようが!】

 
        【ミーちゃんはベッピン岩魚とご対面】                  【折り返し地点の大石沢出合】

大石沢出合の岩盤でウオータースライダーに興じていた沢登りパーティー、止める気など全く有らず、釣などとっくに諦めて居ります。
無邪気なお姉ちゃんの笑顔にナルミズ最高〜!

 
               【朝日岳を望む】                   【帰路の山岳道にて大石沢出合を望む】

素晴らしい天候に恵まれ私としては納得の行く遡行でした、釣り以外に人気の有る沢故、こんな事も有り得ましょう。

ただこの地に出向かれます皆様へお願いです、ご覧頂いてお分かりの様に殆どが岩盤、トイ状を為して居ります。
雪代時、梅雨時、豪雨、雷雨時での渡渉事故が多発し尊い命が奪われている事もご存知と思います。
この地での【猫まくり】なる言われは有名であっと言う間に増水し低地でビバーグなど大変危険です。
山岳道から朝日岳に向う渡渉点での事故も後を絶ちません、是非この事を頭に叩き付け安全な遡行を
お願い致します、【大切な命】貴方だけのものではないのですヨ。

つわもの1人がまた釣り友として加わりました、横浜のSagawaさん、大変お世話に成り有り難うございました。
来期はお祭りの数を削って是非竿を共に致しましょう、お疲れ様でした。

oldflymanさん、フライの腕は流石でした、しかも目映いばかりの美渓に見惚れて終始笑顔でした。
相変わらずの達者振りにいつも感心させられます、本日は大変お世話に成りました。
禁漁間近ですが、今期も有終の美が飾れると良いですネ、お疲れ様でした。


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