平成22年9月19日 【日曜日

群馬県もいよいよ21日から禁漁を迎えます、渓が閉じる前に皆さんとノンビリ釣行などと目論んで居りましたが、仕事の遣り繰りが
効かず釣行予定も立てられず終いのままでした、それでも19日の半日は無理を押して今シーズンのけじめを「とある渓」でなどと企て
自身に都合の良い言い訳を付け1人ほくそ笑んで居りました、そんな中、18日夜に釣り友ミーちゃんから「明日は如何様に?」との
連絡を貰い、私は午前のチョイ釣りで閉めますと返答した処、「自分も仕事が忙しく19日に群馬の渓を一緒にチョイ釣りで閉めましょう」
とのお話の中、急遽本日の同釣行が纏まりました。

かくして今期は『徒然釣行記管理人oldflymanさん(ミーちゃん)との同行で群馬の渓を閉める
事と合い成りました、当然ながら「とある渓」ですのでそれなりにご理解のほど宜しくお願い致します。

自身の日記ですので事実は書き記しておきますが、
私の不用意な一書きでこの渓を潰すことなどいとも簡単に行えると思うと慎重を記さねば成りません、
そこが「里山源流」所以の釣行記に課せられた難しさと歯痒さでしょうか、己の日記なのに虚しさも否めません

久々に訪れた渓はあくまで自然な赴きのまま、辿り行く渓には生い茂った薮に一切の踏み跡も無く年間を通じて入渓者が無かった
事を知らしめてくれます、入渓し竿を出すも計り知れぬ魚影の濃さに安堵、この渓の懐の深さに脅威さへ感じ得ました。
ただ今シーズンの天候異変は岩魚達も敏感に捉えていたようで今までに無い動きなどを示し改めて自然環境の異変に痛感
した次第です、この日は餌に反応するもののミーちゃんのテンカラには見向きもしなかったのですが、最後の最後に下顎が出始めた
凛々しい雄の岩魚がミーちゃんの竿を満月に絞り見事納竿を叶えてくれました。



締め括りに相応しい綺麗な源流岩魚が次々に挨拶に訪れてくれました、写真はそっと放った岩魚君ですが暫く足元から離れませんでした。
私は釣りを続けている限りこの子達に魅了され続けるのでしょうか、この美しい清流を身に纏った小悪魔達に。




ミーちゃんは終始テンカラに邁進して居りましたが、見事有終の美を飾る事ができました。
チョイ釣りとは言え時々にしか見られない、とても素晴らしいネイティブ岩魚が現れてくれた
事で今シーズンの様々な柵が払拭されたと思います。

春先で始まり、最後でも共に竿を出し遡行出来ました事、感謝致します。
お疲れ様でした。



解禁から禁漁まで思い越せばあっと言うまでした、寝不足を押しての釣りが多く良く転んで
怪我もしましたが、大げさに成ることは有りませんでした。
それは無骨な私を見守ってくれた同行者の方々のお陰でも有ります。



同行を頂いた釣り友の皆様、応援をして下さいました皆様、本当にありがとうございました。
また来シーズンも「里山源流」を宜しくお願い致します。










                「里山源流」管理人 クラ親爺







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