平成23年11月23日 【水曜日

里山源流、最初の一滴を訪ね!

本日は天気の良い里山の奥へ出掛けて見る事と致しました。
行き先等諸々メモ用紙に書き止め、時間までに連絡がない場合はだれだれに連絡して欲しいとまで書いて家を出ました。

先に仕事場で翌日の準備を済ませ、山支度を整え現地に赴くも早午前11時、逸る気持ちを抑え林道に入ります。
沢岸の頂を岩魚目当てに突き進み、所々で岩魚達の寄り添う姿を眺め、ほくそ笑む私でした。

久し振りに青空の下を気持ち良く遡行するも、ふと歩きながら思ったのです。
8月中半に単独で天空の園へ出掛けた時の高巻き中に強烈な立ちくらみと頭部の激痛に襲われた時のことを。
土砂降りの中でうずくまったまま30分近く薄い意識の中でこれからどう成るのか!帰れるのか!居場所など誰も知らぬ!
いよいよもって終りか!など思いを巡らせて居りました、それでも幸いに意識も戻り歩けるようになりました。
当然遡行は中止し濡れ鼠のまま山を降り翌日医者で脳梗塞の診断を受けたあの時の事を思い出したのです。

沢を歩きながら「もしかしたら今のこの時は迎えられなかったかもと」そう思うと軽症で本当に良かったと
心の底から思うので有りました、そしてこの記述だけは必ず書き残しておこうと。

『多くの方々からご心配、激励を頂きこうして今の私があるのだと』
この場を借り改めてお礼申し上げます、本当にありがとうございました。

それにしてもこの季節、写真にアクセントが欲しいです。
 

ナメ床を奥へ奥へと向います。
 

三段ナメ滝を乗り越えます。
 

暫しの昼食タイムです。
 

更に奥へ進めばこんなチョロチョロ状態、源頭は間近でしょうか!
 

確認出来ました、石の隙間から湧き出る最初の一滴、任務完了!
 

沢通しで帰るのもちょっと厳しいので尾根へ、沢底から30mくらいなので立ち木を頼りに登ります。
尾根の頂きは開けていて歩き易いです、植林状態から見て30年ほど経っているでしょうか?

 

よくもまあ、つまらない木をこれだけ植えたものです、このまま尾根沿いに下降致しましたが滑ること。
あまりに滑るのでピンソール装着。

 

僅かに晩秋の色合いを残した里山源流、最初の一滴散策でした。


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