平成24年12月16日 【日曜日

衆議院選挙の投票を終え午前8時に家を出る、目指すは一路中之条方面。
この時期はどうしても利根方面には足が向きません、何故かと申しますと積雪に阻まれるからです。
軟弱者の私は季節限定の里山源流へ赴くのでありました。

今日は気温こそ高めですが、もの凄い強風、それではと恒例の「最初の一滴散策」に出掛けたのでした。
現地に着き身支度を整えいざ出陣、少し厚着し過ぎてか、熱くて暑くて珍しく汗びっしょり、獣の足跡に気を引き締め懸命に登ります。
二つ目の滝の落ち込みにモンスター予備軍が私を待っていました(きっと大きなお世話と思っているでしょうけど)
遠目で尺止まりくらいかと思われます、私にとっては師走の最中にこのような姿が見られただけでもきた甲斐があったかと。

山の頂きから強風による轟音が響き渡ってきます、しかし峪中に身を寄せればひっそりとしております。
聞こえるは瀬音と木々の話し声、耳を澄ませばなにやら私の陰口を囁いているようです・・・
・・・(怪我をしないうちに早く帰れ、この子達は私達が守るからお構いなく)
と聞こえます(恐れ入ります!)

でも今日は最初の一滴を散策しなければ帰れませんので黙々と登り上がります、それでももうこれ以上は無いなと思える
地点まで登り上がりました、そこは源頭から伏流した水が再び湧き出てくる小さな落ち込みでした。
時計を見ればもうお昼、そうだ此処で昼として本日は退渓しようと、陽の当たる場所で1人微宴会と致しました。
サンドイッチに珈琲、スイーツは大好きなきなこ餅、極上の至福のひと時です、かな(笑)

そして下山はのんびりとです、目を研ぎ澄まし、耳を傾け今期最後の渓を思い切り受け止めながらの下山でした。

          
                          【すっかりの冬の趣きに緑が恋しくなります】

          
                 【中央少し左、悠々自適に泳いでいる泣尺岩魚、来夏は逢えるかな?】

          
               【エグレの中に手を差し入れれば握手できたかも、この子は大きかった〜!】

          
                【伏流水湧き口より下流を臨む、流石にこの辺りでの棲息は無理かと!】

          
                     【この水で淹れた珈琲は最高でした、まさに穢れなき神水】

          
                               【きなこ餅、独り占め(笑)】

そんな訳でまたまた里山源流の溺愛に自身で溺れたひとこまでした。



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