平成25年6月16日 【日曜日

本日は釣り友oldflymanさんと片品村に向かう予定でしたが午前2時での天気は生憎雨やむなく中止とし即2度寝。
7時に目を覚ませば雨が上がっているではありませんか、外を見ながら朝食を食べていると「どうぞ行ってらっしゃいませ」の声!
どうやら見透かされていたようでした、今日は父の日だから良いんじゃないと言われれば釣り馬鹿の親爺、気持ちは既に川の中(笑)

実は前から気になる里山源流があったのです、今日はその最深部に高巻きを試みて岩魚の棲息確認に出掛けて参りました。
当然ながら現着は遅く午前9時半、陽も高くもの凄く蒸し暑いです、ただ雨後と笹濁り、気分は高まりました。
全てをすっ飛ばし魚止めに着けばサウナスーツ状態、無論薮をかき分けているのですから蜘蛛の巣が貼り付き気持ち悪いのです。
魚止めで暫らく息を整えどこから巻こうかGPSで等高線を確認、一番穏やかな場所を模索していると突然足元からテンが飛び出して
行ったのです、驚いてその行方を目で追うと・・・ハ〜#$”!面白い沢筋を駆け上がって行くではありませんか〜!。
なんとまぁ、あんな所に巻き道が有ったとは、知らしめてくれてありがとう。
ここへ至るまで強烈な獣臭に脅かされていたものですので正直声を上げて驚いた私でした(汗)
恐らくテン君は変な親爺が近づき動けなかったのでしょう、我慢しきれなくて飛び出して行ったのだと思います。
お陰で爺さん尾根越えをすることなく目的の地に立つことが叶ったのでした。

果して魚止め上はパラダイスか?スカパラダイスか?運命の分かれ道です(随分大袈裟ですが)

写真は恐らく誰が見ても分からない源流域のスポット部分を数枚載せました。

          ここからはやんちゃ坊主が!

          斑紋が下の子より少し大きめです。

          カメラを向けたら気付かれてしまいました、残念。

          岩魚・・・いつまで魅了され続けるのでしょう。

申し分ない体長ですが、すこぶる流線型なこの岩魚達にとってこの峪の恩恵は潤沢に施されているとは思えません。
恐らく彼ら自身で間引きと言う鉄槌を下し、種の存続を支えていると推測致します。
苔生した様相から水況は穏やかで岩魚達にとってはそれだけでも幸いかと。

この細い里山源流の最深部において逞しく生きる彼ら彼女に逢えて今日は本当に来て良かったと心から思いました。
また僅かに残されたそう遠くない踏み跡にこの峪を愛してやまない釣り人の姿を感じとらせて頂きました。

パラダイスかスカパラダイスか、それは皆様の判断に委ねます。


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