平成26年5月5日 【月曜日・・こどもの日  2014

本日は久々の一人歩きと相成りました。
前日息子や孫達と富岡の群馬県立自然史博物館へ恐竜など見に行って孫の世話でちょっと疲れていたので
のんびりと里山源流を釣り歩くには調度良い塩梅でした。

私、御用達のいつもの細い流れに降り立ったのが午前7時、予報では午後から雨模様との事なので3時間もあれば釣り戻れる規模の流れです。
さてさて細い流れにそっと鉤を落とし込むとフッと小気味良く目印が持って行かれます、軽く合わせると思いのほか型が良くしっかりと上顎に
食い込んでいます、手を流れの水に浸し岩魚を掴み手早く鉤を外しました、その時ギュッと岩魚の口から漏れた苦しみの声にハッと我に返りました。
そう・・・苦しんでいるのです、己の酔狂の為にこんなことを続けて良いのだろうか・・・しかしこの釣りはやめられない。

私はスレ鉤ですが鉤を持って岩魚を吊し返す事はせず優しく手に持ち、話しかけながら外すのが好きなのです。

暫く自問自答の挙げ句にでた答えが、
鑑札を所持し、無益な殺生はせず、渓の環境保護にも少なからず寄与し、HPでもその旨呼び掛けている。
このままの行いを永続して行ったならだれに咎められましょう、でした。
確かに己に都合の良きことを挙げていますが、このことに誰が後ろ指を指すことができるでしょう。
岩魚君には申し訳ないが今暫くこんな親爺に付き合ってもらうつもりです、そんな事を考えのんびりと岩魚との対峙に勤しんだのでした。

【林道沿いに咲き誇る山吹】

【この小さな深みのエグレから出てくれた→】

黒艶の岩魚君

【この下の落ち込みに潜んでいた→】

【サビのとれた岩魚君】


【本日の収穫はこの独活と沢山葵の新芽を少々】


思うところもしっかりと思い、己の釣りに改めてこれでいいんだと確信できた本日の釣りでした。
家内は匂いものが苦手ですので私一人の量を調達、本日のおかずは独活と沢山葵の新芽少々と前回冷凍保存しておいた
タラの芽のテンプラでした、まっこと幸せなこどもの日、いぇ親爺の日でした、感謝。



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