平成26年7月13日 【日曜日  2014

本日は平成24年6月にモドキ探索の終息宣言を出し、その後の繁殖経過を確認方々2年経った本日出掛けて参りました。

入渓するも流石に釣り人道が鮮明に付いておりました、それもそうです私が沢の名前を上げて皆さんにモドキの採捕を
お願いした訳ですので当然と言えば当然でしょうか。

今日は沢の下流部から丁寧に探りを入れ始めたのが午前7時、恐らくは1〜2尾で終了と踏んでいましたが好釣の流れは本日も続き
探釣には打って付の掛かり具合でした、放流魚が混ざる中流部までにニッコウ岩魚が7尾、モドキが2尾でした。
小滝を巻き準天然種が繁殖する上流部までにニッコウ岩魚が10尾、モドキ3尾と確率的には約20%と言うことになります。
過去記事から分かるように30%を越していた繁殖率もここへきて20%止まりで落ち着いている様です。
この種が他の渓に飛び火をしているなど報告もなくこのことからやはり終息宣言は正しかったと思っております。

今日はのんびりと丁寧に探りを入れているので思ったより遡行に時間が掛かりました、魚止めの滝手前まで4時間!
しかも22尾上がった同数以上の岩魚を掛け損じていたので2ケース持ってきた餌が底を付き敢無く撤退を余儀なくされたのです。
それでも下山の途に付く頃にはポツポツと雨粒が零れ始めたのでこれで良かったと思っております。

2年ぶりの沢はとても優しく私を迎え入れてくれました、以前は戦々恐々のモドキ退治とばかり分け入っていたものですから。
突然変異種と当てはめ終息宣言を下した今日この種がもしかして、「絶滅種の武尊岩魚」ではなかろうかと
愚かな望みを持って対峙したのでした。
この流域には過去に貴重な武尊岩魚の原種が棲息していた大沢があります、それは乱獲で絶滅に追いやられた悲しい種です。
その大沢がこの沢続きであったことからも多いなる野望が沸々と湧いてきたのです(これは私の浪漫ですが!)
以前から私は奥利根または片品界隈の岩魚を武尊岩魚と銘打っても良いと思っております。

DNA鑑定の結果ホタカイワナのハプロタイプ22の血を引いたこの種をいつまでも「モドキ」では納まりがつきません、
そこでこの種を峪固有の種と位置付けし今後は「荒砥岩魚」と命名させて頂きたく存じます。
この件はあくまで私事ですので色々に腹に積もる思いもございましょうが、よしなに納めて下さいませ。

【2年振りの装いは・・】

 【懐かしい感じでした】

【この子はクォーターでしょうか!】

【この子は誰が見てもニッコウ岩魚】

【この流れは梅雨が明けると!】

【嘘の様になくなります!】

【荒砥岩魚と呼びます】

【この荒砥岩魚は私の竿を満月に絞りました!】

【この岩魚君は逆引きした鉤に喰い付いてきました!】

【この子はリリースしたらこの有り様です→】

【頭隠して尻隠さずとはこのことなり!】

【なにか考えさせられる紋様です!】

【10年以上もこの子達と関わってきたものですから!】

【数え切れないほど探釣に訪れましたが、いつも気持ちをそそられる渓相です、感謝】





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