平成27年5月17日 【日曜日】   2015

先日の15日「肉芽腫」の摘出手術を受け10針も縫った左の掌、お医者様より抜糸の22日までは山歩きなど控えるようにとお達しを
受けての17日の日曜日、図面整理などしなければと仕事場に出向くもPCを覗けば見事なまでの赤岩魚が・・・そっと左手を見る・・・!
家内に電話するも「行くと思っていたから」と呆れ声、車に釣り道具一式を積み一路西毛地区の流へ、この時点で午前9時半。

現地に到着し準備に30分、なにしろシューズの紐が結べない、スパッツが装着できない、等々健康のありがたさを噛み締める。
それでも11時にはいそいそと渓に入り鉤を落とす、とたんするすると目印が走る、まさかこんな小場所でと慌てて合わせを入れると
なんと八寸の岩魚君、きっとこんな時は後が続かないのが定石とこの場に出てくれた岩魚君にスコブル感謝。
しかしまぐれはまたしても小さな落ち込みでおきてしまった、餌を流芯から流すと落ち込みの中ほどにあるエグレからス〜ッと彼女は出て
餌を咥え勢い良くエグレに持って行こうと逃げるように姿を消す、そうはさせまいと久々にいなし手中に納める、見事な泣尺だ。

こうなるといま1尾の欲が沸々と湧いてくる、あと20分も歩けばプチ魚止めだ、今日はそこまでで止そうと気を良くして遡行する。
着ましたプチ魚止め、猫の額ほどの滝臺にそっと鉤を落とし誘いを入れるとグッと手応えがある、しかもさっきより重い!
竿が満月に撓る!う〜ん久々の重みにニンマリしながら寄せて一気に抜く、手の痛みなどどこ吹く風である。
尺一寸のこの子もおなごのようです、まぐれ3回も続くと怖い、なにがあるか分からない、これで終りにしよう。
もう誰にも釣られるなよと虫のいいことを語り掛けそっと放つ、しかしグラマーなおなごでした。
これにて撤収とばかり手を合わせ感謝の念を納めた。

【いきなり出てくれた八寸の彼女、下の写真の小さな落ち込みから】

【水深は15cmほどでしょうか】

【この泣尺の子が一番じゃじゃ馬でした!】

【尺一寸のこの子は優しい顔付きですが結構重かった〜!】


そんな訳でこの私の節操のない酔狂に無理やり付き合わされた岩魚達に感謝し、またの来訪時にも嫌な顔をせず出てくれる事を願い
この場を後にしたのでした、そうだ私は術後だったのだ、でもあほに付ける薬はない。




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