令和2年8月30日  【日曜日】  2020

先ず今期私達の話題に上がっていた「山師」が残した古の漁場の散策ですが、僅かな事柄を手繰り寄せ現在二ヵ所の漁場に辿り着けた。
そこは言いようのない岩魚のパラダイスだった、あと一ヵ所はいつ行くかが未定でしたが天気と相談し今日に決行された。
予ねてからの課題でもあった山師の残した漁場巡り、宮前さんが危険を感じながら降り立った細流の詰めです。
向かうは奥利根方面水線無き峪、ミヤちゃん主導で臨みました。

「oldflymanさん」と「宮前さん」のいつものメンバーで」詳細は割愛しこんな所が遇ったのかと思わんばかりの遡行日記のみ書き残します。
上の文字をクリックでまた感じの違う内容を見ることができます。

ミヤちゃんはとても頼れる藪沢突撃隊長でそれを支えるミーちゃんが絡めば先ずもって心配ごとは無くなります、頼もしい限りです。
今日も厳しい道程を経てついに目的の細流へ降り立った、山岳渓流なので私は前回の失敗を恐れ足を冷さないようにウエーダーを選びました。
速乾装備も持ちましたが重荷になる為入渓の時点でザックから降ろし軽くして臨みました。
とにかくこの格好で現着出来れば私としては安心です、フライのミーちゃん、テンカラのミヤちゃん、餌釣りのクラ親爺でいよいよ挑みます。

得てしてこの時季は喰い渋るのが定説ですが、この流れに至ってはそんなことお構いなしでした、打てば出る、ちょっとした深みがあれば型物が居着いている。
今時この様な流れがあるだろうか、今年はこれで三ヵ所謎の漁場に辿り着くことが叶った、しかも釣果に至っては全ての流で尺物を納められた。
羨ましいことなどはないのです、これは当たり前のことなのです、誰も持ち帰らないから居るのです、これが真実なのです。
過去においてこの地に降り立った釣り人の気配も窺えましたが、私達と同様にこのパラダイスの所在地は沈黙下に置かれたと思います。

結果、「ミーちゃん、尺筆頭に数知れず」、「ミヤちゃん、尺筆頭に数知れず」、「クラ、尺筆頭に数知れず」と信じられないほどの釣果でした。
これは巡り合わせで誰がどう釣り上げても可笑しくないのです、ましてや狭い細流を順番に遡行して行くのですからネ。
まさに近年稀に見る優れた渓流に巡り会えました、結果を伏せず正直に書くとこうも嫌味な書き出しですが本当なのです。

私が勝手に師と仰ぐ前橋市の「根岸治美氏」の著に「釣り師に魚をあまり釣るなと言ってもそれは無理だ、それでは釣り場の様子をはっきり書かない方が
懸命なのだろうか、それは誠に難しい問題なのでひと晩やふた晩考えたところで答えは出なかった」とあるが釣リを生業にされている方には死川を
作るか否かなのでとても気遣うことと思いますが、私達は自然保護の観点でこの地を守りたいと思います、話が逸れてしまいました!
見てはいけないものを見てしまった感がありますが、このような流れはいつまでも残ってほしいとただただ切に願わざるを得ません。

本来なら公に示さないほうが望ましいのかも知れませんが敢て載せました、皆さんにはどうしてこんな釣果が得られたのか良く分かると思います。
そうなんです、持ち帰りさへ控えてくれたなら誰しもが得られる喜びなのです、私はそう信じて止みません。

今回はもっと掲載したいのですが、余りにも枚数が大く選べないので適当に掲載しました、それも何処の細流と比較しても現場が分からない
写真ばかりです、恐らくこれを見て詮索し現場が分かる人などはいないと確信しています。
最後にこの様な素晴らしい細流に岩魚を解き放ってくれた古の山人に感謝致したいと思います。

oldflymanさん、宮前さん、お疲れ様でした、いま一つの謎の溪も忘れませんヨ!


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